Proxmox環境での画像データ保管方法の検討結果
要件
- 画像容量: 10GB程度
- 複数のLXCコンテナからアクセス
- タグ管理機能が必要
- 簡単に導入できる構成を優先
結論: NFS + データベースでのタグ管理
採用する構成
ストレージLXC(NFSサーバー)+ 各LXCからマウント + DBでタグ管理
[ストレージLXC] - NFSサーバー
↓ NFSマウント
[配信LXC] - Webサーバー + DB(タグ管理)
↓ NFSマウント
[処理LXC] - 画像処理など
この構成を選んだ理由
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NFSが最適な理由
- 10GBは小規模なのでNFSで十分
- 複数LXCからのマウントが容易
- 設定がシンプルで導入が簡単
- Linux環境での標準的な共有方法
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タグ管理の実装
- MinIOのタグ機能ではなく、データベース(PostgreSQL/SQLiteなど)で管理
- 画像パスとタグを紐付けるテーブルを作成
- SQLで柔軟な検索・フィルタリングが可能
- 10GB程度の規模には十分
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避けた選択肢とその理由
- Proxmoxホスト直接保存: ホストOSの汚染、管理の複雑化
- MinIO: 10GBには過剰、設定の複雑さが要件に合わない
MinIOを検討すべきだったケース
以下の場合はMinIOの採用を検討する価値がある:
- 将来的に数TB規模になる予定
- S3互換APIが必要
- AWS S3への移行可能性
- 複雑なアクセス制御やバージョニングが必要